2016年1月19日火曜日

宇宙戦争2016(2):中国宇宙事業、2020年にロケットの打ち上げ能力が世界3位に

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レコードチャイナ 配信日時:2016年1月18日(月) 23時40分
http://www.recordchina.co.jp/a127265.html

中国宇宙事業、
2020年にロケットの打ち上げ能力が世界3位に―中国紙

 2016年1月18日、中国航天科技集団公司が発表した情報によると、
 2016年は中国の宇宙機打ち上げ任務が「高密度」から「超高密度」に移り変わる一年だ。
 長征5号、長征7号ロケットは、初の打ち上げを実施する。
 中国は2020年に世界の宇宙強国の仲間入りを果たし、ロケットのペイロード打ち上げ能力で世界3位になる見通しだ。
 人民日報が伝えた。

 長征5号は中国最大規模の、最高の技術力を誇るロケットで、中国の打ち上げ能力を2.5倍にする。
 これは中国が宇宙大国から宇宙強国に邁進するための重用な礎であり、その象徴でもある。
 長征7号は有人宇宙ステーションの需要を満たし、宇宙補給機を打ち上げるために開発された高信頼性・安全性の中型液体燃料ロケットだ。
 長征7号は独自の知的財産権を有する一連のコア技術を把握し、中国初の「デジタル化ロケット」になった。
 これは中国のロケットが全ライフサイクルにわたるデジタル化の門をくぐったことを意味する。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2016年1月11日(月) 15時20分
http://www.recordchina.co.jp/a126676.html

中国の宇宙機打ち上げ回数、
2016年は20回を突破へ―中国メディア

 2016年1月6日、中国航天科技集団公司が発表した情報によると、中国の宇宙機打ち上げ回数は2016年に初めて20回を突破し、うち15回が重大任務もしくは初の打ち上げとなる見通しだ。
 8日付で中国新聞社が伝えた。

 「長征シリーズ」ロケットは、2015年末までに222回打ち上げられた。
  同社の2016年初の業務会議で発表された情報によると、今年は通年で20数回の宇宙機打ち上げが計画されている。
 うち
★.有人宇宙飛行事業では「長征7号」ロケットの初の打ち上げ、
 有人宇宙船「神舟11号」、
 宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げ
を実施する。
 また、
★.「長征5号」ロケットが初めて打ち上げられるが、
 これは月探査プロジェクトの今後の任務の推進、宇宙ステーション打ち上げ計画の実施に対して重要な意義を持つ。
 注目を集めている海南文昌衛星発射場も2016年に、長征5号、7号の初の打ち上げでデビューを果たすことになる。

 また北斗衛星測位システムは、2基の北斗衛星の打ち上げ任務を遂行し、地域測位システムの安定稼働を保証する。
 国家国防科技工業局重大特別プロジェクトセンター長、高分解能衛星特別プロジェクトチーフデザイナーの童旭東(トン・シュートン)氏は、
 「地球観測衛星の高分3号と5号を2016年に打ち上げる。
 前者の分解能は1メートル級で、後者には高スペクトルカメラが搭載されるほか、多くの大気環境・成分探査設備が搭載され、大気中の汚染物質を間接的に観測できる可能性がある。
 2020年までに、先進的な陸地・大気・海洋の地球観測システムを構築する」
と話した。

 2015年の宇宙事業では、多くの科学衛星が姿を現した。
 中でも、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、暗黒物質粒子探査衛星「悟空」は最も注目を集めた。
 「悟空」のような科学実験に特化した多くの衛星が、今後1年間に渡り数多く登場する。
 その中には量子科学実験衛星、帰還型科学実験衛星「実践10号」、硬X線変調望遠鏡衛星などが含まれる。
 中国人はこれらの科学衛星を通じ、宇宙探査の手を宇宙のより奥深くに伸ばせるようになる。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2016年1月18日(月) 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/a127192.html

中国の「嫦娥4号」月探査計画に世界が注目
=月の裏側へ初の探査機着陸目指す、
18年打ち上げ―中国紙

 2016年1月16日、中国紙・参考消息(電子版)は、中国が18年に人類史上初めて月の裏側に探査機を着陸させる計画を発表したことに海外メディアが注目していると報じた。

 15日付の英BBC(中国語電子版)は、中国新聞社の報道を引用し、中国の月探査プロジェクトを担う国家国防科技工業局の幹部がこのほど、無人探査機「嫦娥4号」の任務は月の裏側への世界初の軟着陸を目指すことだと明らかにしたと伝えた。

 中国の宇宙開発事業は近年、国際的な注目を集めている。
 無人月探査機「嫦娥3号」は13年12月、月面に着陸し、月面ローバー(月面車)「玉兎号」が任務に当たっている。


レコードチャイナ 配信日時:2016年1月19日(火) 4時40分

中国がベラルーシ通信衛星1号を打ち上げ、
初の対欧輸出を実現―中国メディア

 2016年1月18日、中国科技網によると、中国は現地時間16日0時57分、長征3号乙ロケットを使い西昌衛星発射センターからベラルーシ通信衛星1号を打ち上げた。
 衛星は予定されていた遷移軌道に正確に乗った。
 中国の2016年初の宇宙船打ち上げ任務は順調に完了した。

 同衛星はベラルーシ共和国初の通信衛星であり、中国初の欧州向けの衛星軌道上納入サービスでもある。
 今回の打ち上げの成功は、中国の宇宙事業が欧州市場を開拓し、世界の宇宙事業に貢献する上での重用な一歩となった。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)


サーチナニュース 2016-01-22 07:33
http://news.searchina.net/id/1600442?page=1

日本のロケット打ち上げ、
中国が強い関心とライバル心を覗かせる

 2015年11月、カナダの通信放送衛星を載せた日本のロケット「H2A」が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、軌道投入に成功した。
 これは日本の商業衛星の打ち上げビジネスにおける初の成功例となった。

 中国メディアの駆動之家はこのほど、日本が商業衛星の打ち上げに成功したことは、宇宙強国に向けた重要な一歩を踏み出したことを意味すると高く評価する一方、ロケットの打ち上げ実績については
 「中国の実力のほうがまだまだ上だ」
と主張した。

 記事は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がロケット部品の民生品採用などを通じて、ロケット打ち上げ費用を現在の約半分にあたる30億円程度まで引き下げたい考えであることを紹介。
 仮に、同価格での売り上げが実現すれば、世界最低の価格水準になり、日本の商業衛星の打ち上げビジネスに価格競争力がもたらされるとの見方を示した。

 続けて、日本には「H2A」と「イプシロン」の2種類のロケットがあることを伝えつつ、2020年にはH3ロケット試験機1号機が打ち上げられる見込みだと紹介。
  一方で、H3ロケットについては
 「中国の長征3号をベンチマークとしている」
などと論じた。

 また記事は、日本が近年、ロケットの打ち上げを相次いで成功させていることを指摘する一方、ロケットの打ち上げ回数そのものが中国よりはるかに少ないと主張し、中国のほうが実力と実績では上回ってるとし、日本の商業衛星ビジネスに対して強い関心とライバル心をのぞかせている。



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