2016年2月1日月曜日

日中開戦の可能性(2):中国軍機、日本海まで初飛行 空自戦闘機がスクランブル、そして北ミサイルが

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テレビ朝日系(ANN) 2月1日(月)5時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160201-00000008-ann-pol

中国軍機が日本海を初飛行 情報収集が目的か



 防衛省は先月31日、中国軍の情報収集機と早期警戒機の2機が初めて日本海まで飛行したことを発表しました。

 防衛省は、中国軍の情報収集機と早期警戒機1機ずつが先月31日午前から午後にかけて東シナ海から長崎県の対馬の東側を通り、日本海まで往復飛行したことを確認しました。
 航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させましたが、いずれも領空侵犯はなかったということです。
 防衛省が日本海ルートを飛行する中国軍機を確認したのは初めてです。
 関係者によりますと、情報収集などが目的とみられていて、防衛省は引き続き、警戒監視活動を強化する方針です。



朝日新聞デジタル 1月31日(日)21時6分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160131-00000041-asahi-int

中国軍機、日本海まで初飛行 
空自戦闘機が緊急発進

 防衛省統合幕僚監部は31日、中国軍のY9情報収集機とY8早期警戒機が、東シナ海から対馬の南を通って日本海中部まで飛行するのを確認したと発表した。
 航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させたが、領空侵犯はなかった。
 中国軍機が東シナ海を抜けて日本海まで飛行するのを同省が確認したのは、初めてという。

 同省は飛行の意図について分析を進める。
 日本海では、北朝鮮の弾道ミサイル発射を警戒し、海自の艦船などが展開している。



読売新聞 1月31日(日)20時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160131-00050064-yom-pol

空自、尖閣防衛へ那覇基地に「第9航空団」新設

 沖縄県・尖閣諸島など南西諸島の防衛強化を受け、航空自衛隊は31日、那覇基地(那覇市)のF15戦闘機部隊を2隊(計約40機)に倍増し、新たに「第9航空団」を編成した。

 航空団の新設は51年ぶり。

 那覇基地のF15戦闘機部隊は、領空侵犯に対する緊急発進(スクランブル)が主要な任務。
 中国が軍用機の活動を活発化させ、2014年度のスクランブルは468回と5年前の4・6倍に急増しており、防空体制を強化する狙いがある。
 那覇基地には今回、築城基地(福岡県)からF15戦闘機が追加配備された。

 この日の記念式典には、来賓や隊員ら約700人が出席。若宮健嗣・防衛副大臣は訓示で、「まさに国防の最前線というべき地域。
任務に真摯(しんし)に向き合うことで、領土、領海、領空を確実に守り抜くことが可能となる」と話した。


 おそらく次は下地島の利用が浮上してくるのではないだろうか。

下地島空港 Wikipediaより
南西航空の那覇線が撤退した1994年(平成6年)以来、定期便の就航が無い。
実質民間パイロットの訓練専用空港として扱われている。
そのため日本では数少ない、滑走路両端にILSが設置されている空港である[注釈 1]。
3,000m×60mの滑走路が整備され、航空機の操縦訓練が行われる。
しかし2011年を最後に日本航空が、2014年を最後に全日本空輸がそれぞれ当空港での訓練を終了したため、2014年4月以降は琉球エアーコミューター(RAC)と海上保安庁が小型機訓練のために使用するのみとなっている[2]。

下地島空港の軍民共用化問題:
下地島空港は沖縄本島と台湾・中国大陸の中間にあり、また尖閣諸島にも近い。
滑走路は現在のところ1本のみだが、先島諸島で唯一かつ日本全体でも数少ない、ILSが両端に設置された空港でもある。2,800m×46mの滑走路を持つ米海兵隊の普天間飛行場[16]を上回る3,000m×60mの規模を誇り、超音速ジェット戦闘機や大型輸送機の運用にも支障のないキャパシティがある。アメリカ空軍のB-52戦略爆撃機の最大離陸滑走距離が2900m程度[17]であるため、たいていの規模の軍用機であれば問題なく対応できると見られる。
軍事利用を排して下地島空港を「国際物流拠点」とする構想を表明しているが、現時点で具体策はない[19]。
稲嶺元沖縄県知事も明確に反対の姿勢を示していたこと、また住民感情の面からも下地島空港の軍民共用化の道は現状では流動的であると言える。




テレビ朝日系(ANN) 1月31日(日)17時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160131-00000023-ann-pol

沖縄に航空団新設 動き出す「南西諸島シフト」



 沖縄の航空自衛隊那覇基地に半世紀ぶりに航空団が新設されました。
 これに伴い、福岡の築城基地からF15戦闘機が移設され、那覇基地はこれまでの倍となる40機体制となります。
 さらに防衛省は、与那国島に新たな沿岸監視部隊を宮古島や石垣島にもミサイル部隊を配備する方針で、自衛隊の「南西諸島シフト」が次々と動き出しています。


サーチナニュース 2016-02-02 09:21

日本は武力で尖閣問題を解決するつもりか!
中国が警戒心示す

 日本と中国は東シナ海の尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領有権をめぐって対立している。
  これまでは問題を棚上げにしてきたが、近年は軋轢が表面化するケースも増えており、2010年には漁船衝突事故が発生し、外交を含めて大きな問題に発展したことは記憶に新しい。

 一部メディアがこのほど、自衛隊が2012年、米軍とともに尖閣諸島での有事発生を想定した共同作戦の研究案を作成していたことが分かったと報じたことについて、中国共産党機関紙・人民日報の電子版は
 「日本は武力で尖閣諸島問題を解決するつもりなのか」
と警戒心を示す記事を掲載した。

 記事は、中国の軍事評論家である尹卓氏の見解として
 「日本は釣魚島問題を安全保障にかかわる問題とみなし、武力で解決しようとするかもしれない」
との見方を示した。
 さらに、日本メディアの報道を引用し、研究案では、漁民を装った武装勢力による上陸・占拠なども想定されており、尖閣諸島の奪還までの作戦を4段階に分けて策定している。

 続けて、4段階の作戦について、まず
1].尖閣諸島への上陸阻止のため艦艇や航空機で警備を強化することのほか、
2].小規模な武装勢力が上陸した場合に、日米が相手の増援部隊の接近を阻止して補給路を断つこと、
3].さらに上陸した勢力に対して火砲や空爆などで総攻撃すること、
4].日米部隊が上陸して奪還
する内容となっていると伝えた。

 この研究案が準備されていたことについて尹卓氏は、「これは中国に向けた研究案であり悪質だ」と非難。
 当時、中国は尖閣諸島を軍事にかかわる問題としてはまったく考えておらず、中国側は海警船だけをパトロールさせており、すべて法律に基づき対処していたと主張。
 後になって日米が尖閣諸島問題を日米安保理条約の範疇に入れたのだとした。

 さらに、日米双方が日米安保理条約を明確に尖閣諸島に当てはめたことは、日本が
 「尖閣諸島問題を安全保障問題とし、武力によって解決しようとしていることを示している」
と分析している。
 だが、むしろ武力によって解決しようとしているのは日本からは中国のほうのように見える。

サーチナニュース 2016-02-03 08:33

中国軍機が日本と韓国の防空識別圏に侵入、
日本は「自衛隊機発進」、
韓国は「発進の準備はできていた」

 防衛省・統合幕僚監部によると、中国軍機2機が1月31日、日本に接近したために戦闘機を発進させて対応した。
  領空侵犯はなかったが、防空識別圏内に入ったとされている。
 中国軍機は日本に接近する前に、韓国の防空識別圏に進入した。
 韓国は「戦闘機を出撃させる準備はできている」と無線で連絡したという。

 韓国と日本の領空に接近した中国機は、情報収集機に改造した「Y-9(運-9)」輸送機と、早期警戒機に改造した「Y-8」。
 東シナ海から対馬南方を通過して日本海に抜け、再び日本海に戻った。

 中国メディアの参考消息網によると、中国軍機はまず、韓国が設定した防空識別圏(KADIZ)に進入した。
 韓国メディアによると、韓国軍は無線で
 「韓国領空に進入した場合には、戦闘機を出撃させる準備ができている」
と警告したという。

 中国と韓国、中国と日本の防空識別圏には重なり合っている部分がある。
 中国軍機からは韓国側に「本機は中国に所属」との無線連絡があり、その後、KADIZを通り抜けたという。

 中国軍機はその後、日本の防空識別圏(JADIZ)に進入した。自衛隊は戦闘機などを発進させて対応した。

 中国軍が日韓に接近した目的は、北朝鮮にロケット/長距離ミサイル発射の兆候があるために、日本領内に落下の場合に迎撃に備えて出動している、海上自衛隊のイージス艦の能力を探るためとの見方がある。

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◆解説◆
 領空とは領土と領海の上空(大気圏)を指す。
 しかし領海は海岸線から12海里の沖合いまでであるため、許可を得ない航空機が領空に進入した場合、極めて短時間で領土上空まで達してしまう。
 そのため、海上に設けられる領空よりも広く設定した防空監視空域が防空識別圏だ。
 戦闘機発進などで領空侵犯を許さないための「予防的措置」を取る空域と言ってもよい。

ロイター  2016年 02月 3日 16:33 JST

日本がイージス艦3隻展開、
北ミサイルの迎撃態勢を本格化



[東京 3日 ロイター] -
 日本政府は3日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、迎撃能力を備えたイージス艦3隻を日本海と東シナ海に展開した。
 これまでも警戒を強めてきたが、北朝鮮が国際機関に人工衛星打ち上げを通告したことを受け、
 本格的に迎撃態勢
を整える。

 政府は正午から安倍晋三首相などが出席して国家安全保障会議(NSC)を開催。
 その後に中谷元防衛相が防衛省幹部を招集し、弾道ミサイルを迎撃する破壊措置命令を正式に出した。
 中谷防衛相は、
 「いかなる事態にも対応できるよう万全の体制を整えてきたが、今般の発表を受け、
 自衛隊のイージス艦、PAC3部隊などに対し、所要の態勢を取らせるべく、弾道ミサイルなどの破壊命令を発出した」
と記者団に語った。

 北朝鮮は前日、国際海事機関などに対し、2月8日から25日の日本時間午前7時30分から午後零時30分に「人工衛星」を打ち上げると通告。
 北朝鮮北西部にある東倉里の発射場から南に向けて打ち上げる計画で、ロケットの1段目が韓国の西方沖合の黄海に、先端部の外郭を覆う部品が東シナ海に、2段目がフィリピンのルソン島の東方沖合に落ちると予測されている。

 北朝鮮による長距離ミサイル発射の兆候がみられた先週、すでに日本政府は東京・市ヶ谷の防衛省と埼玉県朝霞、千葉県習志野、沖縄本島の自衛隊基地にPAC3の配備を進めてきた。2日夜にロケットの飛行コースが明らかになったことで、上空を通過する可能性がある南西諸島の迎撃態勢を強化する準備に入った。

 ロケットが日本領域に落下すると判明した場合、日本海と東シナ海に展開したイージス艦3隻が大気圏外で迎撃、撃ち漏らした場合は南西諸島に配備したPAC3が大気圏に再突入してくる瞬間を迎撃する。

 破壊命令の期間は、北朝鮮が発射の通告をした2月25日まで。状況によって延長する。
 この対応は明らかに対中国ミサイルへのテスト演習だろう。
 北朝鮮の動きは日本にとってはタナボタである。
 あからさまに軍事力配備の演習が行える。
 そして今後、対ミサイル防衛への対策をおおっぴらにして急ピッチで行えることになる。
 その大義名分を北朝鮮は与えてくれたようなものである。

毎日新聞 2月4日(木)11時29分配信

<PAC3>輸送艦「おおすみ」呉を出港 ミサイル通告で

 北朝鮮が「人工衛星」と称して事実上の長距離弾道ミサイル発射に向けた動きを見せる中、海上自衛隊呉基地(広島県呉市)から4日午前、航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット(PAC3)」を積んだ輸送艦「おおすみ」が沖縄県・先島諸島の石垣島に向けて出港した。
 ミサイルを迎撃する破壊措置命令を受けた動き。

 PAC3は首都圏と沖縄本島の計5カ所に配置されているが、防衛省は先島諸島の石垣島と宮古島に配置するため地元自治体と調整している。
 近く呉基地から輸送艦「くにさき」で別のPAC3も宮古島に運ぶ。
 2隻の輸送艦は8日までに両島に入港する予定。

 また、ミサイルや破片が落下した場合の被害対応のため、陸上自衛隊を先島諸島に派遣する調整も地元自治体と進めている。
 前回2012年12月には宮古島、石垣島、多良間島、与那国島に配置した。


TBS系(JNN) 2月6日(土)0時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160206-00000005-jnn-pol

石垣島など4島にPAC3など配備決定

 北朝鮮による事実上のミサイル発射に備えるため、防衛省は、沖縄県の石垣島など4つの島に地対空ミサイルPAC3や陸上自衛隊の部隊を追加配備することを正式に決めました。

 北朝鮮が発射を予告した事実上のミサイルの飛行ルートが沖縄県の先島諸島上空を通過していることを受けて、防衛省は、
 石垣島と宮古島に航空自衛隊の地対空ミサイルPAC3を配備することを正式に決めました。

 また、与那国島や多良間島にも陸上自衛隊の部隊を追加配備して、落下物があった場合の除染作業などに備えるということです。

 中谷防衛大臣は、週明けに迫った予告期間に万全の態勢で臨む考えを明らかにしています。

 「不測の事態、想定外の事態等、事故も当然考えられるわけでありますので、
 住民の皆さんの安全、これをしっかり確保して参りたいということで、万全の態勢をとっております」(中谷元防衛相)

 PAC3を積んだ海上自衛隊の輸送艦2隻は、4日、広島県の呉基地を出港していて、早ければ6日にも現地に到着する見込みです。









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